平成18年9月18日、太白区・JR長町駅が、新しい長町駅に
生まれ変わった日。
2001年から2007年度にかけて、「長町駅高架事業」として、
名取川と広瀬川に挟まれた東北本線約2.5kmの区間を高架化し、
新しい長町駅は、高架駅になった。
(撮影・株式会社東北記録映画社)
写真のように、この場所に存在した旧長町駅は、道路になった。
この先には、仙台市と都市再生機構による駅隣接の市街地
「あすと長町」の区画整理事業が行われている。
長町駅の高架化もこの事業に含まれており、これらが「長町副都心」
と呼ばれている。
長町駅は昔、東北本線と並行に広大な長町操車場という貨車操車場
で、1960年には北日本最大の駅だった。
長町駅は、日清戦争の軍用駅として急造されたと言われている。
1986年に貨物駅としての役割を終え、現在は「宮城野駅」が
その役割を担っている。
「あすと長町」はこの長町操車場の跡地に造られる事になるが、
仙台市立病院がこの場所に移転するなど、副都心としての役割を
担う場所になるはずが、現在では将来ビジョンが見えにくい現状に
なっている。
長町界隈と言えば、昭和51年に廃線になった「仙台市電」も
通っていた地域。
この長町界隈を盛り上げていた地域は「長町商店街」
(撮影・株式会社東北記録映画社)
大正14年の「秋保電鉄」、昭和11年「仙台市電・長町線開通」
と、交通網の整備が進んで発展し続けてきた。
道路両岸に商店が軒を並べ、老舗店舗も近代的な経営に乗り出して
きている。
しかし商店街へのダメージが急速に表れてきたのが、
1997年にオープンした、長町駅から西へ数百メートル行った
ところに建設された「ザ・モール仙台長町」の進出。
若者を中心に、モールに客足を奪われている現状があるのだ。
さらに、「あすと長町」の商業施設区域の誕生と、長町商店街には
逆風が吹く状態が続く。
しかし、昔ながらの面影が、現状でも残る貴重な場所である。
逆風が吹いているこういう現状の場所は、全国的に見てもかなりの数
が存在しており、姿を消している場所も少なくない。
よく耳にするのが、「周りに文句ばかり言って、動こうとしない」
「誰かがやってくれる人任せ」という実情も多い。
時代は動いているので、新しいモノを取り入れるなどの工夫がないと
生き残りは難しい。
失っては欲しくない地域である。
「長町」という地域なのだから、奪い合いなどではなく、
「まとめて活性化させる」工夫が、他地域から見ると望ましい
ように思える。
人が来なければ地域活性化はない。
エリアに人を集める必要があるように思える。
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