★★★
家電量販店の「さくらや」が、今年2月末で全店舗で
閉店するそうですね。
さくらやと言えば、仙台に出店の経歴があります。
1997年の11月28日に、現在のE-Beans、当時「SEIYO」からの
移り変わりの時にオープンしました。
しかし、当時すでにオープンしていた「ヨドバシカメラ」の勢力は
予想以上に強く、さらに翌年の1998年に「ラオックス」が
オープンして大打撃を受け、
営業開始から2年持たず、1999年9月20日で閉店した
経緯をもっている。
個人的にも結構足を運んだが、
どうも暗いイメージがあった気がする。
大きな金額を出して買った家電は、なかった記憶がある。。
けれども、デパート内に、家電量販店が入る「感じ」は、
当時は他になかったために、悪くなかったです♪
テナントとして入っていた「さくらや」の建物は、
「エンドーチェーン」から「SEIYO」、そして現在の「E-Beans」と
名称を変更して現在に至っているが、
E-Beansは、『遠藤チェーン』『エンドウ豆』から、
『E(エンドウ)-Beans(豆)』という由来を持っている。
一方、1998年にオープンしたラオックスも、
2003年9月30日に閉店という状態となっている。
仙台駅近郊で、未だに勢力が最大級なのが、
駅東口に隣接されている「ヨドバシカメラ」だ。
仙台では、最初1991年4月に、現在の「E-Beans」隣に開店。
この段階では、首都圏のみにあったヨドバシカメラの、
初の全国進出となっている。
その翌年には、東口のソニービルの隣に開店し、2店体制で
営業、この状態のまま1997年まで進む。
そして当時の東口店を閉店して、1997年3月に、
現在のヨドバシカメラがオープンしている。
西口店は、しばらく携帯電話を販売する店舗で動いていたが、
現在は閉めている。
将来は、現店舗は移転・解体の予定で進んでおり、
隣の「平面駐車」に来年の完成で「仮店舗」が建設される予定。
道路を挟んだ区画に、「ヨドバシカメラビル」の建設を予定して
いるようだ。
駅から少し離れることで、売り上げに少し影響しそうな気配も
あるが、それ以上に厳しそうなのは、十字屋跡地に入店した
ヤマダ電機「LABI仙台」の気もする。
ヨドバシカメラの影響もあるが、
どうも仙台市民は、「平面に広い家電量販店」の方を
好んでいるような気がする。
「2階建てが限界です」
「エスカレーターで上ると、どこに何があるか分かりづらい」
という声が、結構聞こえてくる。
郊外に集中する「ケーズデンキ」が良い例だ。
あんな感じが好まれるようだ。
平面の方が、「見やすくて良い」のだろう。
現に、「さくらや」「ラオックス」の閉店が、
そういうものを表している気がする。
もちろん、安さや品揃え、ポイント、接客というものも大きいが、
広大な敷地面積とフロア雰囲気が、隠れたヒット理由の
気がする。
★★★
2010年01月12日
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