2010年03月31日

八木山の「まちづくり」

★★★





先日、5年後に開通予定の地下鉄東西線の関係で、

動物公園駅前の居住者を集めて、仙台市と住民との間で、

意見交換会が行われました。



八木山市民センターから動物公園側の一帯に、

バスプール・タクシー乗り場などの駅前広場が造られる事が

決定しています。



ただ、駅前の道路「川内旗立線」の向かい側にある居住エリアを

どう変えていくのかという事が現在問題になっています。


ガソリンスタンドなどが立地している側です。




この道路沿いは、「第2種住居地域」で、

高さ制限はありますが、大体のモノは建設してもOKとなっている

エリアになっています。



一方、この道路からひとつ下がった住居エリアは、

「第1種低層住宅専用地域」となっていて、

小中学校や診療所、保育所、店舗を兼ねた住宅は建造できますが、

それ以外の商業施設などは建造できない地域となっています。




この駅前の向かい側の住居一帯、そして本町2丁目の道路側一帯が、

ある意味、「軽い土地区画整理に引っかかっているエリア」に

なってます。



ここを「どーするのか」という意見交換会です。



お役所考えでは、商店エリアにしたいようなんですが、

以前からこのブログでも触れているように、

「中途半端な規模では、リスクが高すぎるエリア」なんです。



その会議の意見でも出ましたが、

この動物公園前の道路というのは、土地代も他より高い上に、

店や商業施設が出来ても、

「入れ替わり・立ち替わり」「撤退」が、

かなり頻繁なエリアなんです。




動物公園やベニーランドの観光客を、「つかめる」という読みから、

ここ20〜25年の間でも、様々なお店が入ってきましたが、

軒並み潰れたり撤退している現状があります。



20年以上昔から、この通りでずっと営業を続けているのは、

動物公園前の「セブンイレブン」と、

ガソリンスタンドの「昭和シェル石油」だけなんです。



この界隈に住む方はもちろんなんですが、

観光客も利用する頻度が少ない現実があるんです。



しかも、観光のベニーランドや動物公園は、

冬はオフシーズンなので、お店を出しても売り上げが出ない

状態があります。



であれば、同じ八木山に出店するにしても、

違う場所で「土地代が安い立地」のほうがリスクが少ないと

思うのが商売人というモノです。




以前から、その土地を活性化させるためには、

小さい子供がいる「20〜30歳代」の若い世代が居住する

必要があると触れてきました。



ただ、どうしてもこの世代は、「買い物の利便性」を求めます。



望みは、地下鉄東西線が出来る事での「誘致」で、

仙台市街地へは「地下鉄」、

長町エリアへは、新しくできる「長町八木山線」を利用した

クルマと路線バスの移動における利便性で、

どれだけ誘致できるかという事だと思います。




八木山に、中途半端な商業施設を造っても失敗するだろう根拠は、

世代が変わっていく事によって、より一層

買い物は、1箇所で何でも揃う「ショッピングモール」が

が求められるということだと思います。




仮に、八木山本町1・2エリアに、住宅地を完全に買収して、

「ザ・モール仙台長町」や「イオン」のような

ショッピングモールが出来れば、

若い世代の居住が間違いなく増えるでしょう。

確実に八木山が活性化します。



しかしその代償は、この八木山放送局Netに協力頂いている

生協さんなどのスーパー、個人商店さんに間違いなくダメージが及び、

その範囲は、地下鉄近隣以外の「向山地区」「八木山南」「八木山東」

「松が丘」「青山エリア」などの、ほぼ全域に渡るでしょう。





今回の意見交換会で、

貴重な意見を発言した方がいらっしゃいました。



八木山香澄町エリアに存在した「TSUTAYA八木山店」さんの

撤退です。 



TSUTAYAさんは、レンタルはもちろん、CD販売や書籍の

販売も行っていました。


TSUTAYAさんが出店する前、

このエリアには、「菅田書房」「高山書店」の本屋さん、

CDショップの「サム」さんがありました。



大手の出店に、小さい商店が勝てるわけがありません。


少なからずダメージが出て、数年後、

本屋の2店、CDショップの1店が店を閉めてしまいました。



この段階で、八木山でCDや書籍が購入できるのは

TSUTAYAさんだけになり、一人勝ちになったかのように

見えましたが、そのTSUTAYAさんも昨年に撤退。



今は「ツルハドラック」さんがすぐ入ったから良いですけど、

こんな状態なんで、大げさに商店エリア構想を立てても、

シャッター通りになりかねない地域なんですね。




仮に、TSUTAYAさんが出店しなかったら、

CDショップ「サム」さんや本屋さんが撤退しなかったのでは?

と思うと、複雑です。



その「せい」で、八木山にはCDショップ、本屋さんが

1軒もありません。




これが、大手が小規模店を潰す典型的なパターンです。





せめて、八木山地域に出店しているお店だけを集めた

「八木山ショッピングモール」なんて造れば、

オリジナリティもあって良いのではと思います。



どこかに大きなハコを建設して、

八木山に所在を置く商店・事業所だけしか出店できない縛りを

設けて、1箇所に集中させて「八木山ショッピングモール」を

営業できれば、元々八木山にあるお店だけで営業しますので、

面白いと思うのですが・・。



例えば、昨日紹介した花屋さんの「ふじ花えん」ならば、

本店はそのままに、「八木山ショッピングモール」内にも

安い地代で「ふじ花えん・八木山ショッピングモール店」

というようなものを出店・実現できれば、

八木山のお店だけで回転させているので、

上記のTSUTAYAさんの事例みたくもなく、

良い気がするんですが・・。




地下鉄東西線から遠い地域の商店も、

地下鉄の恩恵を受ける事が出来るかも知れません。



問題は、ハコを造る資金、どこにそんな広い敷地があるか・・

ですけどね・・。




まだ、地下鉄完成まで5年ありますが、

この「まちづくり」に関しても取材していきたいと思います。





★★★





posted by 八木山取材班 at 06:03| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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