2010年09月14日

八木山近くの お寺  「曹洞宗 大満寺」

★★★




八木山エリアには、何カ所かに「神社」があります。


ただ「寺」はありません。


少なくとも、このサイトでの「八木山エリア」としている範囲に

なりますけど、限りなく近い場所には存在しています。



「神社」と「寺」の違いは、「寺は仏教、神社は神道の施設」という

違いです。

宗教上の違いとも言えますが、

「神様が奉ってある」のが神社、「仏様が奉ってある」のがお寺

とも言えるのでしょう。



向山4丁目にあるお寺があります。

ここにお墓がある方もいるのではないでしょうか。


「 曹洞宗 虚空蔵山 大満寺 」 です。


         ↑ ホームページに飛びます。


IMG_0220.jpg






「虚空蔵山 大満寺」

〒982-0841 宮城県仙台市太白区向山4丁目4-1
TEL022-266-6096 FAX022-262-2308




「大満寺」様より、リンク承諾を頂きました。

右のカテゴリーに追加致します。 ありがとうございました。




大満寺は、奥州藤原氏が創建したと伝えられています。


IMG_0222.jpg




200段近くある階段を登りきると、本堂があります。

丑虎生まれの守本尊です。



昔、大満寺は向山ではなく、青葉城趾がある場所、

青葉山にありました。



青葉城跡には、長泉寺、龍泉寺、光禅寺、玄光庵、大満寺の五ヶ寺があって、

大満寺の虚空蔵堂が主塔であったそうです。


青葉城を『虚空蔵城』と号していたそうです。



国分能登守(こくぶのとのかみ)の居城となった時、

それを「千躰城」と改め、

国分氏には天正5年(1577)、伊達政宗の叔父である盛重が入嗣しています。



現在の「仙台市」の名称の由来でもある「千躰城」です。


『伊達治家記録』でも、『城辺に千躰仏を社るが故に千躰城と号す』と

記されています。


千躰仏とは現在、大満寺・虚空蔵堂に安置されていたものを指していて、

仙台市地名ゆかりの源です。


千躰堂は、大満寺本堂の左側にあります。



伊達政宗の時代になって、千躰城は「千代城」と名付けられ、

さらに『千代』の名は『仙臺』と名付けられ、

現在の字で、「仙台」となっています。



政宗の時代に「大満寺」は、今の経ヶ峰、伊達政宗の墓がある「瑞鳳殿」がある

場所に「引っ越し」しました。 

ビシッとした仙台城が建造されましたので。


さらに経ヶ峰に「瑞鳳殿」が建造される事になったため、

1659年、現在の向山に移り現在に至ります。




IMG_0969.jpg




本堂裏手は、秋の季節にはかなり綺麗な風景が広がります。


かなり綺麗でしょう? 風情もありますよね。


枯れ葉を焼いて、焼き芋をする風景が、かなりマッチします。



今年の季節、異常気象のような感じで、秋が来るか分かりませんが、

紅葉を見に行く方も多いでしょう。


ドライブで遠くに行くのも良いですけど、

歩いて大満寺さんに行くのも、紅葉狩り、できると思いますよ。


IMG_0970.jpg




これは、昨年撮影しておいた写真ではありますが、

なぜ訪れていたかと言えば、下記の写真です。


IMG_0966.jpg




大満寺と、隣に存在する辰年の守本尊「愛宕神社」は、

隣り合っており、裏の道で繋がっています。


どちらかに来た事がある方はご存じと思いますが、

八木山エリアから近い場所で、

「仙台市街地の絶景を見る事が出来るポイント」のひとつなんです。


あとは、やはり「青葉城趾」となりますね。



現在は完成していますが、「トラストタワー」が当時、建設中であることが

わかりますね。



秋の紅葉と、仙台市街地の全景風景。



歴史、そして情緒溢れる場所が、八木山エリア付近に多く存在しています。







★★★
posted by 八木山取材班 at 20:30| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 八木山の 施設/交通/教育機関等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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