2010年11月17日

八木山の「バス路線」 今後の路線  

★★★



少し見にくいですが、

平成22年現在の、八木山エリア界隈を走るバス路線図です。


バス路線2.jpg




黄色が、現在走る仙台市営バス、宮城交通さんの路線です。


ピンクが、5年以内に完成予定の計画道路、

左から「ひより台の橋」と呼ばれる「川内旗立線」

286号線までの「郡山折立線」、そして「長町八木山線」です。


青が、先月に試験運転していた「青山くん」の路線です。



こう見ますと、結構バスが走る路線が多いことが分かります。



しかし、大半が「赤字路線」です。



仙台市交通局さんの報告では、

バス自体の利用者が大幅に減っているそうで、

現在はピーク時の40%という状態だそう。



売り上げが激減、昭和51年に消えた「仙台市電」のように、

「路線バス」も同じ運命を辿る日も、近いかも知れません。




今日、地下鉄東西線における「まちづくり研究会」の話し合いが

行われました。


様々な話合いが行われていますが、

その中で、この「バス路線の未来」を考え、

地下鉄が出来ることによって、

八木山エリア全体の利便性を向上させるため、

そして、その案を仙台市への陳情するなどするための

話し合いがあります。


こういうことも、話し合われているんですよ。



一応、こういう路線を増やしたらどうかという資料もありますが、

これはここでは公表しません。

「案」なんで。



中心的に多く出される要望路線が、

先日も記事になった「長町八木山線」を中心とした

「長町エリア」への増幅路線です。



「路線」については、色々な意見が出されます。



自分の家の近くに路線が来た方が、楽と思うのは当然です。

色々な方がいますので、ホントに色々な意見が出てます。


「は?」という意見も出ていますが、

それはそれで良いと思います。

「案が出ない」よりは良いんです、話し合いは。



ちなみに、仙台市営バスは税金、宮城交通さんは「民間」です。



取材班が個人的に感じるのは、

色々なことで「税金の無駄遣いだー!」って騒ぐ事はありますが、

「赤字路線が増している」「バスに乗る人が減っている」中で、

「売り上げ」に深く関心を持っている人が、あまりいないのでは?

と感じることがあります。



こういう時に、

「じゃあその路線、あなたがバスを買って、運営してみたら?」

と思いたくなる事が多いんです。



高齢化が増している中で、

「お年寄りに優しいまちづくり」という方向性は

考えなければ行けないことですが、

それによって「赤字を増やし続けて良い」という訳ではありません。


これらは八木山エリアに限った問題ではなく、

仙台市全域、はたまた全国に渡る問題でしょう。



いま求められているのは、「案」です。



ただ、ポンと路線を増やせば良いというものではないでしょう。


それに合わせるように、

「廃止路線」になると「大騒ぎ」になることも予想されますしね。



もう少し、「自分の金で、路線を運営している」という

思いを持って、路線などの案を出す必要があります。



私たちに必要なのは「案」です。




吸収する頭の良さではなくて、

「発想する頭の良さ」です。




★★★


posted by 八木山取材班 at 22:57| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 八木山の 施設/交通/教育機関等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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