★★★
以前は使用されていたけど、使用されなくなった「道」。
古い道路でよく見ることが出来る光景ですね。
全国的に見ても、新しい道路が出来ると、「旧道」となって、
その旧道が封鎖されて「使用できなくなった」道もあれば、
封鎖はされていないけど「使用しなくなった」という道の
2パターンあったりしますね。
今回ご紹介の、ご存じ「さかみちシリーズ」第12弾。
「八木山動物公園駐車場のさかみち」 です。
現在の状況:平成23年1月
平成22年1月
地下鉄東西線工事により、変化を見せてきた「さかみち」。
木々は伐採されましたが、「さかみち」は現状で残っています。
この「八木山動物公園駐車場の坂」は、
以前まで「動物公園駐車場」へ向かうための「さかみち」として
利用されていました。
主に駐車場を利用するために使用していた「さかみち」ですので、
八木山住民には、そんなに「馴染みのない」「登ったこともない」という
「さかみち」の1つではないでしょうか。
この「さかみち」、ご存じの方は多いと思いますが、
動物公園の場所が「八木山球場」としてスタートした昭和初期、
大正15年より始まった八木山開発が「道路づくり」でスタートした時、
そのときに「作られた本道」が、
この「八木山動物公園駐車場のさかみち」です。
昭和40年代から始まったこの付近の「八木山開発・第2弾」の時に、
現在の都市計画道路「川内旗立線」を新しく造り、
その時から「八木山動物公園駐車場の坂」は「旧道」となりました。
半世紀近く続いた「本道」が、「旧道」となったことになります。
もちろん、今のようにクルマがバンバン走る道として機能していた
訳ではありませんが、
以前より記事にしていた「八木山開発のはしり」としてスタートした道路、
「向山から、富沢の多賀神社」付近まで作った1本道の「一部分のさかみち」
として「八木山動物公園駐車場の坂」は存在していました。
地下鉄工事で、木々もなくなり、少し寂しい光景がありますが、
昨年から風景が変わると予測できていたので、
「当時の記録」として撮影していました。
注目はされにくいですが、
長い歴史の中で、風景が変わると言うことは、
大きな出来事ではないでしょうか。
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2011年02月18日
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