2011年03月05日

八木山の地下鉄完成で、流れが変わるモノ

★★★






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平成27年度完成予定の地下鉄東西線の駅は、

言わずと知れた八木山市民センターの横です。


ライド&パークの駐車場ビル、バスプール・タクシー乗り場等、

ここにドーンと建つ予定になっています。

駅舎は建ちません。


5階建て相当の駐車場ビルに至っては、

かなりの圧迫感が出るだろうと予想できますが・・。




この地下鉄の完成で、グッと流れが変わるのが、

八木山動物公園の「正門の位置づけが変わる」という点ですね。


現在、ビジターセンターのある「南門・南ゲート」がありますが、

この南側が「正面ゲート」としての位置づけになる予定です。


駐車場、そして地下鉄駅が出来ることで、

こちらの方が都合が良いということなのでしょう。



この点で、「明らかに流れが変わる」と思われるのが、

現在の「動物公園の正面ゲート」と「八木山ベニーランド」。



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現状では、ここが正面ゲートですので、人の流れはまだ多いですが、

駐車場はすでに南ゲート付近にあるので、

動物公園の入場口は、昨年までと比べるとグッと減っています。



まちづくり研究会などでも、

この開放感があるスペースの有効活用の案がいろいろと出されています。




こちら側への人の流れが、

「観光客を中心に、グッと減る」事になります。



誰でも感じていることだと思いますが、

「動物公園とベニーランドを、連絡橋で繋いでしまえばいいのに」

と思うことは多いですよね。


取材班が子供の頃だって感じていたくらいです。



ただ、「役所」と「民間」の壁が、大きく立ちふさがっているのでしょう。

民間同士なら、とっくの昔に繋がっているでしょう(^_^;)


でも、観光客のためを思うなら、

本当はこの2つ、連絡橋で繋いで行き来が出来た方が良いのは、

役所の方々だって感じていることでしょうけど、

こういう事に本当は尽力して欲しいんですね。




さらに、東北工業大学の学生さんが利用できるよう、

通り沿いの変化も、少なからず求められるでしょう。




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地下鉄で降りると、この「川内旗立線」沿いを、歩く/自転車で・・

ということになります。



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以前は、カレー店「ヒマラヤ」さんなどが入っていたテナントもなく、

かなり寂しい景色が現状でも広がっています。



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そして、東北工業大学までの通りは、

自転車で通るには、無謀とも言える狭さもあります。


ここに植えられる松の木は、景観における受賞歴もある

有名な松並木通りです。



ここを色々やるというのは、難しい場所です。



とはいえ、仙台市営バス・宮城交通のバス機関は、

「大学の目の前」に停車するので、

約500メートルほど歩いてまで、若い学生さんが利用するかは

疑問がありますけど(^_^;)



以前、河北新報さんの記事にも出ていましたが、

九州・福岡の地下鉄では、11万人の利用を予測したら、

結果的に約6万人となっているようですね。


「市民が中心部の集合住宅に移住し、

 地下鉄を使わないライフスタイルが広がった。

 自転車の利用者が増えたのも誤算だった」(河北新報記事より)


と言っているようですが・・。


「金」だけで見るなら、

西側に至っては「東北大学」から「大崎八幡宮/国見方面」に

延ばした方が、明らかに儲かるコースの気がしますが、

仮に茂庭台団地あたりまで延ばす目論見があるというのなら、

納得できますけど(^_^;)




「地下鉄が完成する前に、色々やっておく」のか、

「完成してから、考えながら手を打った方がいい」のか、

これはそれぞれですが、

動物公園・ベニーランド正面ゲート付近の広場の有効活用は、

いろいろ案が出てきますね♪




昔、「仙台市電」が走っていましたが、

ベニーランドが八木山にあることに因んで、

子供が喜ぶようなミニ電車が、八木山エリアを「100円」で

縦横無尽に走るエリアになったら楽しそうですね。

金はかかりますが、エコですし(^_^;)

子供も喜びますし、大人だって乗る気がします。


地下鉄が来ると聞いた時、

ジェットコースターのような乗り物で電車が走るなら、

面白いだろうなと感じたことがあります。



「地下鉄」は、日本全国の主要都市にあるので、

「乗る珍しさ」はないんですよね。


せっかく造るなら「面白さもプラス」すればと

感じていたモノですけど(^_^;)


「るーぷる仙台」のバスだって、

あの形にしているから流行っていることもあると思いますしね。




日本中の様々な場所に「右習え」する必要はない気がします。


ただでさえ似たような街が多いのですから。



八木山には八木山の良さがあるので、

どこにも似ていない「オリジナル」が求められているのも

この八木山エリアの使命ではないかと思います。





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posted by 八木山取材班 at 21:48| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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