★★★
4月に開堂予定の葬祭会館「セレモール八木山」さん。
震災で着工が遅れていたようですが、
この場所に何が建つのかが把握できたのは震災前のこと。
みやぎ生協の跡地から、時間軸で辿っていきますと・・
閉店後の みやぎ生協
解体中
解体終了
建築中
3月末 現在
みやぎ生協の後だったので、
次に何が・・? という、住民の皆さんが思う望みとは、
違ったと感じている方も多いと思いますが、
望んでいた方もいると思います。
取材班は先ほど、地下鉄東西線に関わる報告会に参加してきましたが、
「色々な意見」はあって当然です。
商売をしている方の考えもあると思いますし、
住民としての考えもあります。
取材班は、両方とは違う目線で見ていたりと(^_^;)
4月予定のセレモールさんが出来る立地は、
「商売に関わる」立地のため、
付近住民の方は「買い物エリア」として望む方が多いでしょう。
このあたりが開発された当時、
「みやぎ生協」さんは1番乗り!のように立地していたため、
それを考慮に入れて住宅を購入した方々も多いと思いますので、
今は40年近くが経過し、
「地域バランス」が崩れている現状です。
同様に、この付近に立地している「商店」も、
「みやぎ生協」があっての商売として立地したと思いますので、
これも地域バランスが崩れた形です。
これは八木山動物公園/八木山ベニーランド周辺の「商店」でも
同様な事が起きています。
そういった意味では「八木山香澄町エリア」は、
現在でも維持していることが素晴らしいと思います。
セルモールさんの周辺は、こんな形で建設されました。
建物は「平屋」で、正面に10台以上の駐車場です。
セレモールさんの進出で、
何かの商売が動くかも知れませんね。
地域内の商店はそういうものです。
今は住んでいませんが、
取材班は以前「太白区柳生エリア」に住んでいました。
上記は、その場所から撮影したものです。
コンビニやヨークベニマル、生協、七十七銀行、飲食店・・
近距離に揃っていないものはない程の立地で、
生活するには、現在の八木山エリアとは比べられないほど
利便性が良い地域に住んでいました。
一軒家住宅も多いですが、マンション・アパートも多いため、
「発展」という面では急成長しましたが、
これからどう発展する?という面で見ると、
「行き詰まり感」も見えています。
取材班の携帯電話は「AU」ですが、
近くにショップもあったので便利でした(^_^;)
七十七銀行も目の前で、南税務署まで近くに、
もちろん望んで住んでいた場所でした。
こういう「徒歩で」何でも揃う地域に住みたいと思っている方は、
おそらく八木山エリアは眼中にも入らないと思います。
ただ、こういう場所は好まない方もいます。
だからこそ、それぞれの地域への「住み分け」が存在します。
取材班が「柳生エリア」に住んでみて感じたことは、
働き盛りの男としては、そんなに「便利!」とは感じませんでした。
なぜなら、勤務場所は柳生では無いので、
朝は八木山エリア以上にクルマも渋滞しますし、
「少し苦痛」と感じることの方が多かった気がします。
休みの日は、住んでいる柳生エリアにいないことの方が
多かったような気もします。
ただ、奥さん方などの「その地域に滞在時間が長い」方には、
おそらくベストな立地でしょう。
そして、さらに先をイメージすると、
定年を迎えた世代になった時に、
こういう立地がベストと思うのか、
そういう点で見ると、少し疑問に感じる部分もありました。
学校関係の方に伺うと、
商店などの店が多い地域は、様々なトラブルが出てくるため、
「子供たちを育てる環境」としては・・・
という事もよく聞きます。
先生たちの目線で見れば、勤務的に大変なことも多いですし、
地域の学校によって、子供たちの性格などが変わっている点は、
その地域の環境が重要な部分になる現実です。
地下鉄が来たりと、色々と変化をする部分が見える八木山エリアですが、
「柳生エリア」のような町並みを目指すのか、
自然が多くある現状を残し、変わらぬ風景を守りたいと思うのか、
色々な方が、色々な意見を持つのが「地域」です。
そして、その地域の風景を変えたモノは、「お金」です。
そのすべてに関わっているのは、私たち「人」です。
震災で問題になった「福島原発」も、人が造ったモノ。
何かが起きた時、「予想外」という言葉で片づけ、
人が制御できないものを、造って動かしている事実。
福島原発によって、お金で潤っていた地域と人。
そして現在では、住むことが出来なくなった地域と人。
最後に1つ言えることは、
八木山エリアが「柳生エリア」のような方向性に変わっていくとしたら、
今見ている八木山の風景は、
2度と戻ってくることは無いのでしょう。
住宅地の無い、自然豊かだった時代の八木山という山が、
おそらく2度と戻ることが無いように。
★★★
2012年03月28日
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