平成２３年４月１７日
この写真は、すべて昨年のものです。
現在の状況ではありません。
今年の仙台市、桜の開花予想は４月１５日頃となっています。
昨年より５日～１週間、遅れているでしょうか。
昨年は「震災後」ということもあり、
「花見は自粛」した方も大勢いるでしょう。
「八木山の花見スポット」である「八木山ベニーランド」では、
昨年の４月１７日は、５～７分咲きほどの状態だったと記憶しています。
４月１６日に「震災後、復活！」の八木山ベニーランドでしたが、
あいにくの天気になってしまい、翌日１７日に快晴、
「入場料無料」にして開放して下さりました。
八木山動物公園が復活オープンした翌週までは見頃でしたが、
ゴールデンウィークに突入した頃には「サクラ散る」の状態でした。
「震災の余波」が思い切り残っていた時期であり、
心が暗かった中で、
一時の間、開放してくれるように迎えてくれた桜でした。
昨年の桜の時期は、「鹿落旅館」の解体が始まった頃。
取材班にとっては、本業で被災地に入り始めた頃でした。
－石巻市・渡波－
この２枚は、震災後と１年後の状況です。
当時は形だけは残っている家々も、
１年後には解体されて何もなくなってる状況があります。
－仙台空港付近 平成２３年４月－
場所によっては、解体を待たずとも、
当時の大津波で全てが消えた街も多々あります。
もちろん、失った命も各地域で多くあります。
そして、津波が到達した場所から何キロか内陸部に入ると、
見た目では「今までの通常」の風景が広がる現実。
これは今でも同様ですが、
昨年はそんな中で咲き乱れた「桜」。
１年が経ち、それぞれの心境が変化し始めた中、
私たちの眼には、今年はどのような桜に見えるのでしょうか。
★★★
