★★★
まずは「お知らせ」から(^^)/
八木山にある男のロマン、
ミニカーショップ「CASTLE(キャッスル)」さん。
明日の7月6日〜7月16日まで、
セール価格にて販売するそうです(^^)/
ボーナスが出たお父さん、レッツゴーですか(^^)/
奥さん、男のロマンを理解して下さいね(^_^;)
みなさん、ぜひ!!
そして、
香澄町エリアのパン屋「ミキチャン・パン」さん。
月曜日定休なんですが、最近チョロッと別日にもお休みがあります。
店主が体調を崩したようで、不定休が現在出ています。
最近、バリバリ頑張りすぎましたね(>_<)
お大事になさってくださいm(_ _)m
さて、今日のテーマの「街路樹」。
八木山エリアでは、
「ケヤキ並木」「八木山・松並木」も有名です。
昨日「地下鉄東西線」のまちづくり研究会に出席した一部の方は、
この記事を書くこと、分かられていますので、
クスッとなっているでしょうか(^_^;)
街路樹とは、道路に沿って植えられている木々のことです。
日本で行政が初めて取り上げたのが
奈良時代・759年の太政官符であると言われてるそうです。
市街地に街路樹が植えられるようになったのは、
明治を迎えてからです。
仙台でも同じく明治時代で、ヤナギやサクラを植えたとされています。
そして、昭和20年の仙台空襲により、緑が失われた仙台市。
昭和21年に戦災復興土地区画整理事業を計画、
青葉通や定禅寺通のケヤキの街路樹植栽が実施され、現在に至ります。
戦後の計画で、「杜の都」という名前が固定した形です。
仙台市にケヤキがあったことで成立している、
「仙台光ページェント」。
街路樹があってこそ、することが出来るイベントですね。
戦後は、ページェントで使えるケヤキになると、
そんなことは考えられていなかったため、
次世代が紡いだ「副産物」とも言えます。
街路樹の長所として、
新緑や紅葉の四季の移ろいを知らせ、
野鳥や昆虫を呼び込む「景観」。
街路樹で酸素をつくり、空気に湿度を与え、
排気ガスや交通騒音を和らげる「生活環境保全」。
夏の日差しを緩和し、路面温度の上昇を防ぎ、
冬には放射冷却の気温低下も緩和する「緑陰の形成」。
歩道と車道の境目となる「歩行者の交通安全」。
火災の際の炎を遮断、延焼を防ぎ、避難道の確保し、
風の勢いを弱め、砂・雪の吹きつけから守る「防災」。
様々な長所があります。
しかし、短所も存在します。
八木山を例にとると、
ケヤキが成長しすぎると短所が増加していきます。
歩道を歩く人の、安全を守るケヤキでも、
現在のようにケヤキが成長すると「ケヤキの壁」と化し、
脇の道から出てくる
「クルマ同士の見通しが、非常に悪化」する点。
紅葉の時期には、枯葉によるスリップ事故。
枯葉については、街路樹がある地域の「掃除」。
「毛虫」「ムカデ」等による障害。
この点については、除草剤を散布できず、打つ手無し。
成長したケヤキの根っこが、住宅地に入り込む点。
歩道等も、根によって盛り上がる。
ケヤキが電線に接触するため、
景観を悪化させる「枝の伐採」。
等、様々あります。
以前の記事で取り上げましたが、地下鉄東西線関連で、
COCO’Sさん付近のケヤキが伐採されました。
賛否両論あるかも知れませんが、
かなり見晴らしが良くなっており、
短所にあった「クルマ同士の見通し」が大変良くなりました。
無くなったら無くなったで「惜しんでしまう人間の性」
もあるかも知れませんが、
現在、両脇のケヤキがバッサリいっています。
上記写真は、伐採前の写真です。
ただでさえ、八木山は自然がまだ残っているから、
無きゃ無いで良いんじゃないの?
と思う方も多いでしょう。
しかし、
仙台市には緑化関連の法律がビシッと存在しており、
結構複雑に入り組んでいます。
街路樹についても「道路緑化技術基準」という
木の植え方や手入れの基準があります。
街路樹の位置づけとして、
「街路樹」は、道路標識や街灯と全く立場は同じ、
「道路の付属物」になるのだそうです。
そういうこともあり、「電柱」「街灯」「街路樹」と、
歩道と車道の隙間に、多いモノ。
街路樹からすれば電柱は邪魔かも知れませんし、
電柱からすれば街路樹が邪魔に思えたりするでしょう。
以前記事にした「電柱広告」でも、
ケヤキが邪魔で広告看板が見えないといった面もあると思います。
先日記事にした「ケヤキが、信号機で隠れて見えない」
といった部分もあるので、
信号機からしても、ケヤキは邪魔に思うのでしょう・・。
どこを優先するか、人それぞれの立場でも、
必要かどうかは意見が真っ向から割れるものなのでしょう。
株式会社東北記録映画社
上記は、高速道路の写真です。開通前の業務用写真です。
高速道路は、見晴らしが良いですね。
「地域も、この感じ、これが良い」という方もいると思います。
背の高い建物が建つと「台無し」になりますが・・。
都市計画道路「郡山折立線」
八木山南エリアのグリーンベルトは「ケヤキ」です。
上記写真では、新しく工事した場所はスカッとしていますが、
これまでの場所は、ケヤキがワサッとしています。
街路樹がワサッとすると、
確実に見晴らしという長所が消えてしまうという、
代表的なサンプル例の場所です。
遠くの景色が見えるということは、良いことですけどね。
都市計画道路「郡山折立線」
新しくできる道路については、
もちろん「街路樹の選定」も存在してきます。
もちろんお役所が決めることになりますが、
仙台市の「街路樹マップ」も存在しており、
どこのエリアに何が植樹されているのか、バシッと分かります。
都市計画道路・長町八木山線
新しくできる道路は、何が植えられるのでしょう。
都市計画道路・長町八木山線については、
このまま行くと「ケヤキ」になるのでしょうね。
「太白区役所」「長町モール」の通りも「ケヤキ」ですし、
八木山小学校通りも「ケヤキ」です。
地下鉄東西線の通りは、
工事の関係も含めて「ケヤキが伐採」されており、
これまでのような並木通りは、見ることが出来なくなります。
現在、木の選定も含めて色々議論していますが、
「花が咲く落葉樹」など、色々な住民案が出ています。
ハナミズキやヤマザクラなど、
成長する高さや落ち葉、根っこなどの「弱点」をクリアにしつつ、
どのような街・通りにしたらよいか、
住民も含めて、ビシッと考えています。
昨年の東日本大震災の大津波では、
様々なものを失った中で「街路樹」も含まれています。
色でいえば「白黒の街」と化した津波被災地。
色が消えた地域。
戦後に、青葉通や定禅寺通のケヤキの街路樹植栽の
案を出した「当時の人の考え」も、
皮肉にも震災で分かった気がします。
緑を増やそうと、そう真っ先に考えてしまいます。
八木山エリアも「杜の都のひとつ」です。
一度ゼロに戻し、
新たな緑を増やす事も、人間と自然が共存していく上では、
エゴですが必要なことかも知れません。
特に、八木山エリアで注目されるのが
「地下鉄東西線」の付近です。
伐採も含めて、動きがある「街路樹」です。
あまり注目することのないかもしれない「ケヤキ並木」。
みなさんは、どう感じるでしょうか。
★★★
2012年07月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック