2012年11月15日

八木山に「昔あったもの」「今はないもの」

★★★



IMG_0001.jpg
昭和42〜43年頃


以前ご紹介した、現在の恐竜山付近からのアングル。

当サイトでも、かなりの数の八木山エリア超貴重写真を
ご紹介しました。
現在でもドシドシ募集中ですm(_ _)m

数々の写真を提供して頂いている中で、
一番多いのが「昭和40年代初め〜中盤」にかけてです。

そして「ほぼゼロ」という年代が、
八木山が宅地開拓をされる以前の年代です。

皆さんもご存じの通り、
八木山の昔を辿ると「山」です。

現在の動物公園界隈は、
「八木山球場」「遊園地」がありましたので、
そのエリアの写真は残っていますが、
それ以外の写真は「表に出ていない」現状があります。

何故かと考えると、理由は明らかですね。

他のエリアは「ただの山」「森林」という訳なので、
そこで写真を撮影する人は、皆無に近いはずです。

昭和初期に宅地があった、
「八木山緑町」の界隈では残っているでしょう。

しかしそれ以外は「リアルに森林」なので、
もし残っていたとしても、
「どこの森なのか、全くわかない」「証拠がない」
という現実もあるでしょう。

しかも、現像代も今と比べれば「高い」いはずです。

現在普及している「デジカメ」と違い、フィルムなので
「勿体ない」という気持ちだって出てくるはずで、
その時代で「森林を撮影する」ということは、
あまり無いことでしょう。


そこでこれは貴重だな・・と思うのが、
今年初めにも紹介した「八木山野球場案内図」です。

八木山野球場案内図.jpg
「八木山野球場案内図」 推定・昭和4年頃


手書き地図ですが、
当時の状況が把握できる貴重な資料です。

赤く囲い、青いラインを付加しましたが、
「芦の口沢」「西二ッ沢」「東二ッ沢」の3つが、
現在は存在していません。

宅地開発等で埋め立てられてしまっています。
「芦の口沢」が本町2丁目、
「西二ッ沢」が本町1丁目・松が丘
「東二ッ沢」が本町1丁目・桜木町・長嶺
などを流れていました。

「東二ッ沢」は、現在も名残があります。

そして、現在では「龍」の文字を書くことがないですが、
「龍の口沢」と書かれています。

ただ「辰ノ口」という名前も使用されているようです。
遊歩道にこの文字が使われています。

ひらがなとカタカナ、辰と龍、
この使い方の違いはどうなっていたのだろうと、
ちょっと興味がありますね。

現在の「八木山橋ルート」が『予定』と記載されているので、
恐らく八木山橋が完成する前の
昭和4〜8年頃の地図ではないかと推測できます。


八木山野球場案内図2.jpg
八木山野球場案内図


そして、平成初めくらいまで普通に通れた、
今は「危険ルート」にもなっている
東北放送からの「竜ノ口渓谷」への「裏ルート」。

この道は、「マップにも掲載される」という
「辰ノ口遊歩道」として機能していたようです。

マップを見る限りでは、
「太線」ではなく「点線」になっていることから、
当時から私たちが知っている「細い道」であったのであろう
と想像できます。

この道沿いには「練兵場」という文字があり、
ここは「追廻住宅」奥のエリアのようです。


そして、今は住宅地になっており、
現在でも「裏道」としても機能している
「香澄町〜鹿落坂」付近に出るルートは、
当時は「遊歩道」のような道としてショートカット出来ていた
ようです。

ただ「かなりキッツイ傾斜の道」であろうと想像できます。


「天守台」ルートも、
現在は崩落して通行止めになっているルートは存在せず、
天守台の中を突っ切るようなルートになっています。


IMG_0005.jpg
昭和43年頃・本町1丁目・マルエイ酒店付近


約90年近く前の「八木山マップ」ですが、
宅地開拓された昭和40年頃にこの地図を見たとすれば、
40年前のマップいうことになります。

昭和40年頃といえば、
現在から数えると約45年前です。


大半が「山」だった八木山エリア。

この時代の写真が残っていると
「スーパー貴重写真」ということになります。

しかし、八木山球場エリア以外は、
中々難しいでしょう。
途中に「戦争時代」もありましたので。

そして、もし「八木久兵衛氏」が造った八木山野球場や
遊園地が無かったら、
このようなマップも存在していないことになります。

いろいろな面で見ても、
「八木久兵衛氏」の功績は凄いですね。



★★★


posted by 八木山取材班 at 22:30| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 太白区八木山界隈 今昔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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