2013年04月02日

向山エリア 宮城県中央児童館のあゆみ 【貴重写真編】

★★★



平成25年3月をもって閉館した
向山エリアの「宮城県中央児童館」。

向山に移転したのが昭和40年6月。

当時から知っている方、
特にその時代に「子供さんがいた」という方は、
懐かしく感じるのではないでしょうか。

当時「子供だった」という現在の30代以降の方は、
その情景には記憶にない方もいるでしょう。

当時の懐かしい写真をご紹介しましょう。


IMG_0003.jpg


まずは児童館に設置された
「こばと号」というバス。

記念すべき1号車で、
「移動児童館」で活用するために購入。

愛称を募集し「こばと号」と命名されました。

向山エリアに移転する前、知事公舎の場所に
「宮城県児童会館」という名前で存在していた
「昭和37年12月」に導入されました。


IMG_0001.jpg



「モデル遊園」が完成したのが昭和44年7月。

「モデル遊園」と「モデル遊具園」という、
何故か2つの呼び名があり、
資料でもバラバラになっているのが不思議なところ・・。


IMG1.jpg


昭和47年頃と思われる、
当時の中央児童館の全景写真。

プールが完成したのが「昭和46年8月」で、
右下に見えます。

モデル遊園の中の木々が少ないことが分かります。

園の道路沿いに
現在でも綺麗に花を咲かせる「桜並木」がありますが、
この当時には存在していたようです。


IMG_0007.jpg


そして、ビシッとした現在の仙台駅ではなく、
1949年から72年まで、
仙台駅の旧駅舎正面玄関に設置されていた
「仙台駅・大時計」。

当時の大時計は、仙台鉄道局(現・JR東日本仙台支社)から
宮城県中央児童館に昭和48年1月、寄付されました。

この大時計は、
東北新幹線の仙台駅建築工事で撤去、
当時まで仙台駅のシンボル的な存在でした。

現在の仙台駅では、中央改札口に2008年、
大時計が復活しています。

この旧大時計は解体されず、
移転されることになっているようですが、
どこに移転されるのかを取材するのを
忘れてしまいました・・・。


IMG_0002.jpg


本館向かいに「木製サーキット遊具園」が完成したのが、
昭和55年3月です。

これは、発想力の勝利ですね。
子供たちには良い遊具だったと思います。

宝くじ協会から寄贈されています。



IMG_0004.jpg



サーキット遊具園から見える
仙台市中心部の風景は、現在と違いますね。

まだ高いビルが存在していない頃です。


IMG_0005.jpg



閉館は「時代の流れ」もありますが、
立地の関係も正直あるかな・・と感じてしまいます。

目立つ場所にあれば、
子供の遊ぶ施設が少ない仙台市ですので
現在でも流行って良いはずの施設だと思います。



★★★




posted by 八木山取材班 at 20:59| 宮城 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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