2013年06月12日

宮城県沖地震から「35年」 東日本大震災から「2年3ヶ月」

★★★



1978年6月12日 午後5時14分

大船渡、石巻、仙台、新庄、福島で、
当時の震度レベルにおいて「震度5」の地震が発生。

死者・宮城県27人、福島1人。

うち18人は倒壊したブロック塀や石塀、門柱の下敷きになり、
当時の太白区緑ヶ丘エリア等の新興住宅地は
地盤崩壊などで甚大な被害が出た。

昨日で東日本大震災から2年3ヶ月が経過した。

震災前、宮城県沖地震は「およそ37年間隔で発生」するとされており、
30年以内の発生確率は99%とされていた。

宮城県沖地震は、金華山沖・数10キロの震源域で発生すると
されているが、東日本大震災の発生で
「37年間隔で発生している宮城県沖地震がどうなったのか」は、
現在でも不明の状態になっている。

つまり、35年前に発生した
「宮城県沖地震が今日・明後日に発生しても、おかしくはない」
という事になる。

「誰もが確証付けする事は出来ない、自然現象」


35年前の宮城県沖地震を体験した人は年々減少しており、
仙台市内で地震後に生まれた「35歳未満の人口は約39万人」。

つまり仙台市全体の「4割」は、
宮城県沖地震を体験していないという時代になってきている。



かつて1923年に発生した「関東大震災」の時、
寺田寅彦氏が
「天災は忘れた頃にやってくる」という名言を残している。

その10年後の1933年には「昭和三陸地震」が発生。

3月3日の夜中、午前2時30分
岩手県釜石市の東方沖200キロの震源で地震が発生し、
当時の震度で震度5を計測。

この地震による直接被害は少なかったが、
上下動の強い地震だったことにより「大津波」が発生。

この津波で
死者1522名、行方不明者1542名、負傷者1万2053名、
家屋全壊7009戸、流出4885戸、浸水4147戸、焼失294戸に及び、
行方不明者が多数出たのは、東日本大震災同様、
津波の引き波により海中にさらわれた人が多かった事を意味している。

この「昭和三陸地震」では、
現在の大船渡付近で28.7メートルの津波を記録、
第一波は、地震から約30分で到達したと考えられている。

メカニズムは、
太平洋プレート内における正断層型のアウターライズ地震とされ、
1896年に発生した「明治三陸地震」に影響を受けたとみられている。

残っている記録によると、
「地震の直前に鳴動音、地震の後に砲撃音や遠雷の様な轟音を聞いた」との
証言が多数残っており、
地震動により破壊された岩盤からの音が、空中を伝わったものと
考えられている。

さらに本震の前後の期間は、
深発地震の活動が活発であったと報告されている。



上記に記した寺田寅彦氏が残した言葉、
「天災は忘れた頃にやってくる」

この寺田氏は「昭和三陸津波」でも「津波と人間」という
一文を草しており、
「地震や津波は、新思想の流行には委細かまわず、
 頑固に、保守的に、執念深くやってくる。

 だから人間は、もう少し過去の記録を忘れないように
 努力するほかない。
 
 併し、多くの学者たちがいくら骨を折って警告を与えても、
 国民も政府も決して問題にはしない。
 
 これが1つの事実であり、人間界の自然法則であるように見える」





宮城県沖地震から35年が経つ今日、
県内では「総合防災訓練」を実施している。

宮城県は今日の日を「防災の日」と定めているためだ。


仙台市は「地盤が固いので、昔から地震に強い」
とされてきた。

これは間違いではなく、
仙台市中心部の地盤は固くて強い。

中心部の被害は比較的少ないという現実がある。

しかし宮城県沖地震や東日本大震災では、
多数の被害が発生。

それは、中心部を取り囲むようにして戦後に開発されてきた
住宅団地、工業団地に集中した。

東日本大震災でもダメージが出た
「水道」「ガス」「電気」のライフラインも、
宮城県沖地震でも影響が出た。


このような「過去の歴史」からも、
様々な「防災意識」を忘れずに生活するという
「義務」ともいえる意識を持ち続ける必要がある。

2年前の震災の時に、
「水を備蓄」し、「防災用具」を用意し、
そんな生活をしばらく続けていたはずである。

それを、今、続けている人はどれくらいいるだろうか。

それさえも出来ない状態になっているのならば、
東日本大震災の「生き証人」とされる私たちでさえ、
「風化」しているということであろう。


「何回言っても直らない」
「その間違い、何回目だよ」
「経験を生かせよ」


そんな事を
注意したり叱ったりする立場の大人たち。

「人の振り見て 我が振り直せ」


【意味】
他人のやっている動作や態度で好ましくないと感じたら、
その相手をとがめる前に、
自分は他人に対して同じようなことをしていないか、
他人の行動を自分のこととして省みなければならない。





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posted by 八木山取材班 at 16:45| 宮城 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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