2014年02月18日

八木山エリア 記録的大雪の余波2

★★★



【撮影・取材 取材班K】
撮影・H26.2.17
除雪車メンテ中1_20140217[1.jpg



大雪の「連続技の更新」になっている当サイトです(^_^;)

掲示板やコメント欄に頂いておりますが、
「雪かき」について議論されています。

大昔からあった事ですが、
「雪かきで、住民との間での殺人事件」まで起こるほど、
簡単に考えてはいけないのが「雪かき」ですね。


週末の大雪では、仙台市営バス等、
八木山方面の「住宅地行きルート」が多く運休しました。

積雪の関係もありますが、
「除雪により道幅が狭くなり、バスとすれ違いが不可能」
という理由がありました。


松が丘入口バス停_20140217[1.jpg



除雪車による雪かきも、私たち住民による雪かきも、
どうしても「路肩」「脇」に寄せなくてはなりません。

結果、道路と車道の間に大きな壁が作られ、
見通しも悪くなり、車道や歩道の幅も狭くなり、
住宅道路から幹線道路に出る事も出来ない・・
という状態にもなったりします。

皆さんも体験した通りですが、
駐車場にたどり着くにも一苦労で、
クルマの雪を落とすのも大変な状態でした。

歩道でも「歩くのが不可能」になるほどの積雪で、
しかたなく車道を歩く事態でした。

こんな時「道路交通法」で取り締まりが行われたら、
大半の方が警告を受けるほどだったはずです。
それは、警察も察してくれている事だとは思います。

八木山エリアなどの坂道ですと、
「坂道の一時停止」をまともに実行した途端、
スタック祭りになること必死です。

住宅地の狭い道路でも、
今回は多くのクルマが立ち往生した程でした。


「坂道は、止まったら終わり」という状態なので、
やっている方はいないと思いますが、
「信号機さえ無視したい」という箇所もあります。

自動車の分離帯でも「黄色ラインははみ出し禁止」ですが、
大雪の日は、はみ出す時もありますね。
元々、雪でラインが見えていませんが・・。

大雪が降ろうと、これについては、
「法律で決まってる!ルールを守れ!」と感じる方もいれば、
「仕方がない」と思う方、臨機応変での対応を重視する方・・
様々いる事だと思います。

単純に書けば「正解がない」ような気がします。


上記の雪かきの件でも、

「歩行者」「自動車」「バイク」「自転車」

それぞれの立場で、
それぞれの意見はあると思いますが、
「他人が、ムカッとくる行為」は、
間違いであることが多いのではないかと思います。

ただ正解が分からないという部分。

掲示板にもあった「歩道の雪を車道に出す」という行為は、
歩道側の立場と、クルマ・バイク側の立場が違います。

歩道側だけで考えれば、
「融雪剤が撒かれている車道なので、雪が溶けやすい」
という思いがあるでしょう。
「雪の置き場がない」という思いもあるでしょう。

しかしながら「車道側」では、
「圧雪になるとクルマが横に飛び、ハンドルが取られて事故」
につながる事もあり、
結果的にスリップして歩行者を巻き込んだ事故になる場合もある。

もちろんそれぞれの事情がありますので、
冬タイヤを装着した「バイク」も走行しています。

見通しの効きにくいカーブ付近に雪が巻かれている場合もあり、
こんな場合は簡単に転倒してケガをしてしまいます。
取材班もバイクに乗りますが、
ケガで済めばよいですが、死亡事故だって簡単につながります。


「思いやり」ですね。  それしかないと思います。

全ての方に対して・・と考えると難しいです。
小さい子供から高齢の方まで住んでいる八木山ですので。

ただ、外に出れば「歩道」「車道」があることだけ、
考えて頂きながら対処して頂きたいと思います。

震災で経験したと思いますが、
「誰かのせい」にしたくなる気持ちが出るのも人間です。

ガスが止まれば「都市ガス」、水が止まれば「水道局」、
電気が止まれば「東北電力」などに目を向けたくなります。

今回の大雪でも、
色々と目を向けたくなる気持ちは出てくるモノ。

でも、大変なのは皆が一緒です。

取材班の知り合いや友人が、
今回「国道4号線の孤立渋滞」にハマッた人もいれば、
通勤に4.5時間かかった、歩いて帰ってきた等、
それぞれ大変な思いをしたようですが、
「助け合い」も色々とあったようです。


「思いやり」で行きましょう。

震災の時、あのCMに多く流れていましたね。


行為の意味・宮沢章二



あなたの「こころ」はどんな形ですかと
聞かれても答えようがない
自分にも他人にも「こころ」は見えないけれど
本当にみえないのであろうか

確かに「こころ」は誰にも見えない
けれど「こころづかい」は見えるのだ
それは人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の「思い」は見えないけれど
「思いやり」は誰にでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が
あたたかい行為になり
やさしい思いがやさしい行為になるとき
「心」も「思い」も初めて美しく生きる



それは 人が人として生きることだ



動物公園正門窓口_20140217[1.jpg

動物公園正門広場_20140217[1.jpg




今回の大雪では、八木山動物公園も臨時休業しました。

商売をやっている方には、
まったく仕事にならなかったでしょう。
逆に儲かった商売もあるかも知れませんが・・。


この雪で、
クルマを壊した方や傷を付けた方もいるでしょう。

「余計な出費」をした方も
大勢いるのではないかと思いますが、
「経験」として今後活かしていこう!など、
プラスに考えて頑張っていきましょう。




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posted by 八木山取材班 at 20:27| 宮城 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「思いやり」…その通りだと思います。

ただ、現実問題として歩道の雪ってどうするべきなんですかね?
幅が狭く、寄せる場所もない。雪置場まで運搬する術もない…。

悪意があって雪かきする人はいないと思うのですが、見る人によって真逆に捉えられてしまうのは悲しい気がします…。

Posted by さとう at 2014年02月19日 08:40
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