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先週の土曜日の朝方、
2014年7月12日 4時21分頃に発生した地震。
福島県沖の最大震度4・M6.8。
緊急地震速報が鳴ったため、
飛び起きた方も多かったのではないでしょうか。
津波注意報も発令され、
沿岸沿いでは慌ただしくなりましたが、
避難者が少なかったという事が新聞に掲載されていました。
先週の金曜日、7月11日で震災から3年4ヶ月が経過。
「地震に慣れてしまった」という現状は、
3年以上も経過すると、
人の心に出てしまってもおかしくありません。
「震災が、人の心への予防接種のようになった」
という現象なのかもしれません。
自己防衛のための予防線は、
人の心が壊れないためには、どうしても必要な事かも知れません。
大年寺山方向
平成23年3月11日の夜、
そして翌朝3月12日の朝。
八木山エリアから見た太平洋岸は、
夜には停電の状態になった事で、
これまで見た事がない風景がありました。
ネオンが消えた景色。
今見れば、テレビ塔の点滅灯は点いていたなど、
色々な事を再確認する事が出来ます。
あの日、人それぞれだったと思いますが、
停電が起きた事で、
沿岸沿いに襲来した大津波を知らなかった人も、
内陸部にはいました。
当然、沿岸部の方にもいたはずです。
閖上・名取方向
火の手が上がっている風景。
撮影していた当時の状況を思い返せば、
心を無にして撮影していた気がします。
それと同時に、
多く続く余震と、静かな闇に包まれていました。
閖上方向
震災後、皆さんも色々な話をしたと思います。
その中に、
「あの震災が、夏に季節に起こっていたら・・」
そういう「もしも」という話題も
あったのではないでしょうか。
夏だった場合、大津波での「凍死」という犠牲者が、
ここまで多くならなかったかも知れません。
同時に、ライフラインが途絶えた事での、
違う苦労もあったはずです。
先週の朝の地震は、
東日本大震災の余震という事でしたが、
3年以上経過した現在でも、続いています。
まだ、何が起きてもおかしくはないのでしょう。
しかし、考えないように生活している毎日もあります。
思い出す事も、少なくなってきたように思います。
そのたび、定期的に発生する「震災の大きな余震」が、
皮肉にも色々と当時を呼び戻す、
きっかけになっている事も確かなのではないでしょうか。
(お知らせ)
8月に向けて繁忙期にはいるため、
当サイトの更新が不定期になります。 ご了承下さい。
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2014年07月14日
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