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2008年の段階で、
仙台市内には50か所(1分園)の公立保育所と、
68か所の民間保育所がありました。
1997年、仙台市から保育整備計画が提案され、
その中に「保育整備民営化」が盛り込まれていました。
現在に始まったことではありませんが、
その期間、待機児童による問題等も色々と話題に上がり、
昨今では保育士不足・手当て、
さらに保育施設を地域に立地することの難しさなど、
色々と問題が山積しています。
八木山エリアの昭和時代・・
子供がピークだった八木山エリアでは、
かなりギリギリの状態で幼稚園・保育所が運営されていたことも、
思い出されます。
その中で、昭和48年4月。
仙台市の保育施設として開所したのが「八木山保育所」です。
八木山東エリアに立地し、入所定員数が90名。
敷地面積 1489.81m2
建物面積 467.37m2
40年以上の歴史を持つ保育所が、本日、幕を閉じます。
そして、新たな保育機関がスタートします。
上記に記載した民営化に伴い、
社会福祉法人 青葉福祉会さんが運営、
八木山本町1丁目に移転・新設したのが、
「八木山あおば保育園」 さんです。
「八木山あおば保育園」
運営・社会福祉法人 青葉福祉会
木造1部鉄筋コンクリート造 2階建て
敷地面積 2080.09u
延床面積 963.20u
(八木山保育所)
敷地面積 1489.81m2
建物面積 467.37m2
事業開始 平成28年4月1日 【入園式】
定員90名
職員 約40名
保育時間 朝7時15分〜夜8時15分
仙台市太白区八木山本町1-26-1
社会福祉法人青葉福祉会「八木山あおば保育園」様より、
取材許可を頂きました。
右のカテゴリーに追加させて頂きます。
ご協力ありがとうございました。
さて、平成28年4月1日より事業開始する
「八木山あおば保育園」さん。
地下鉄エリアの側近でもある「八木山本町1エリア」
に立地されたこともあり、眺望が「最大級の長所の1つ」
といっても良いでしょう。
元は一般住宅の豪邸立地だったこの土地。
傾斜角度のある立地ということもあり、
さらに震災後という事も関係し、
建設当時には仙台市に向けて「地盤調査の正確性」を
問う声が付近住民から多く上がり許可が出ています。
さらに建設の際の地域住民へ説明会の際、
全国的な問題にもなっている「立地問題」の他、
「住宅地の通行量増加・路上駐車・待機駐車」による
住民反発が多く出た経緯もあることから、
保育園にお子さんを預ける際は、
ほんの少しの時間であっても、
指定駐車場に駐車するようにしてください。
2階建ての保育園ではありますが、
1階にいても2階にいても、
この眺望が見えるという素晴らしさです。
視程が良い日は、
牡鹿半島や蔵王方面も見ることが出来ます。
撮影日は、あいにく晴れていましたが
視程がバッチリという訳ではなく・・残念でした。
恐竜山も太平洋も一望できる「八木山あおば保育園」
撮影日は、まだ「園庭の工事を実施中」でしたが、
こんな感じになります。
タイヤの遊具や土管が見えますね。
騒音に配慮し、さらに園庭敷地の関係もあり、
運動会は、他の機関を借りて実施予定だそうです。
取材班のお気に入りの場所は、「テラス」でした♪
ここに立つだけで、気持ちの良い空間です。
園内に入ります。
一階に「遊戯室」や「調理室」があり、
「0〜1歳児」の保育室が中心の間取りになっています。
1階2階共に、各部屋が間仕切りになっているのですが、
各フロアは開放することが可能になっており、
そうなるとかなりの広大のスペースを作ることが可能になっています。
インフルエンザ等が流行した際にも、
隔離することも可能になっているなど、
考えられた部屋になっていました。
エレベーターも完備されています。
取材班、仕事で幼稚園・保育園を撮影しますが、
2階建てでエレベーターを持つ保育施設は
珍しいでしょうか。
調理室です。
園の定員は90名ですが、
職員さんのご飯も含めると約150名ほどの食事を
こちらでつくることになります。
八木山保育所も調理室がありましたが、
食洗器や冷蔵庫などもビシッと完備されています。
2階に上がると、
絵本エリアやプレイルームがあります。
格子状の吹き抜けになってるスペースが、
絵本のルームです。
トイレは園児の年齢に合わせた設備になっており、
様々な場所にトイレがあります。
調乳室などもしっかりと用意されています。
1階は0歳児・1歳児の保育室、
2階は「2歳児・うさぎ」「3歳児・やぎ」
「4歳児・ぞう」「5歳児・きりん」の
2〜5歳時の各保育室が中心になっています。
「一時保育室・ぱんだ」は、2階にあります。
4月1日から、
新たな八木山エリアの歴史の1つとしてスタートする
「八木山あおば保育園」さんです。
昔と違い、「八木山の地域内だけの入園」
という時代ではなくなりました。
それこそ「園バス」も必要としない、
地域の中だけの子供たちだけで「いっぱい」
という時代が、確かにありました。
「八木山あおば保育園」さんは、
地下鉄東西線のすぐ近くにあることから、
「地下鉄で・・」という
「これまでなかった新しいパターン」も
多く出てくるかもしれません。
民営化に伴い、
八木山保育所の職員さんがスライドしておらず、
職員さんの大半は
「八木山あおば保育園の新たな職員」さんです。
色々と大変な事は、これから多くなると思いますが、
新たな歴史の1ページを、
八木山エリアで綺麗に咲いて頂けることを願っています。
【取材 取材班K 他】
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2016年03月31日
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東西線が開通し今後八木山がどうなるのか、高齢化はどうなるのか色々気になることもたくさんあります。毎日毎日自分の目で見れていたことがもうできないと思うととても寂しい気持ちです。
私は八木山放送局Netさんを毎日更新を楽しみにずっと見ており、私が今後八木山を知ることが出きる貴重な情報源です。取材、構成などとても大変だとは思いますがこれからも更新を続けていただければとてもうれしいです。
よろしくお願いいたします。
>新社会人さん
>
>私は生まれてからずっと八木山に住んでおり、4月1日から22年育った八木山を出て、遠くに就職します。
>東西線が開通し今後八木山がどうなるのか、高齢化はどうなるのか色々気になることもたくさんあります。毎日毎日自分の目で見れていたことがもうできないと思うととても寂しい気持ちです。
>私は八木山放送局Netさんを毎日更新を楽しみにずっと見ており、私が今後八木山を知ることが出きる貴重な情報源です。取材、構成などとても大変だとは思いますがこれからも更新を続けていただければとてもうれしいです。
>よろしくお願いいたします。
新社会人、大変おめでとうございます。
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