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本日は、
ストック記事がたまっているのに
「シリーズ・取材班が行く 番外編」
をお送りしたいと思います。
先月3月26日、
仙台市交通局ICカード乗車券「イクスカ」と、
JR東日本の「Suica」(スイカ)の
相互利用がスタートしました。
八木山エリアの住人が、ある程度持つと思われる
「イクスカ」を使って、
JRさんで使用できるようになったという事で、
「JR長町駅〜JR仙台駅」へ向かって散策してきました。
JR長町駅。
1894年(明治27年)
名取郡茂ヶ崎村にて着工し完成した長町駅。
2年後の1896年に、
日本鉄道本線(現在の東北本線)の駅として、
一般営業で開業しました。
以前の「長町越路」の記事で少し書いていますが、
1915年(大正4年)、
「茂ヶ崎村」が町制を施行して「名取郡長町」となり、
1987年(昭和62年)、
国鉄分割民営化により、JR東日本の駅になりました。
2006年(平成18年)
長年の歴史があったJR長町駅が高架化し、
当時よりさらにリニューアルされて現在に至ります。
長町駅1階には、
かなりのお店やカフェ、お土産屋等が並び、
久しぶりに長町駅へ訪れた方は、驚かれると思います。
あすと長町エリアには、
震災以降、かなりのスピードで様々な建物・施設が増え、
「長町副都心」という構想が本格化している感じです。
長町駅を仙台駅方向へスタートすると、
市立病院などが移転しているため、
これもまた「久しぶりの方は、驚かれる風景」というものが、
明らかにあると思います。
JR長町駅からですと、地下鉄と違い、
次の駅が仙台駅という「楽だぞ感覚」があり、
所要時間も5分です。
値段もイクスカを使用すると「190円」ではなく「185円」
という切符の経費を除いた料金になっています。
こう見ますと、八木山エリアと比べると・・
交通機関で「JR」「地下鉄」「路線バス」の3WAY立地であり、
JRが運休しても地下鉄やバスの逃げ道がある・・
という立地は、利便性が良すぎます。
ちなみに、仙台市内で3WAY立地になっているのは、
「長町駅と北仙台駅のみ」になっています。
仙台駅に到着すると、昔と違うポイントとして
新しくなった「東口連絡通路」につながる改札口が出来ている・・
という部分でしょうか。
中央改札口方向に向かわず、
この東口改札から出ますと・・
新しくなった、仙台駅・東西自由通路です。
あの「狭い・天井低い・暗め」の通路は・・
どこへやら。
地上6階・地下1階、
「エスパル仙台 東館」が 先月3月18日にオープン。
もはや・・「仙台にいる気がしない」
という第一印象でしょうか。
「地元にいるのに、お上りさん」
という状態で、上ばかり見てしまう始末です。
東口・ヨドバシカメラ側から見ると、
こんな感じになっています。
さらに、もっと変貌しそうな感じになっています。
お店などを見る限り、
他の百貨店などに入っていた店などが
「エスパル」に移転している・・という実情も見え、
完全に「ひとつの観光名所が増えた」といっても良いでしょう。
最初だけにはならないほど、
「観光客の流れが変わる」という状態になるだろうと、
容易に想像できるものです。
あまり大きくはないですが、
「スカイガーデン」という展望場もありました。
電車の写真を上から撮るには良い場所ですが、
少し高すぎる位置でしょうか・・。
見る人それぞれの感想があるかと思いますが、
初出店の東急ハンズは、だいぶ混雑していました。
エスパル、パルコ、東急ハンズ、さくらの、イービーンズ・・
この仙台駅前だけで買い物が完結できるほど、
買い物の流れが変わってきそうな感じでしょうか。
地下2階、地上10階
1〜5階は衣料品や雑貨、6〜9階には
東宝シネマズの複合型映画館が、今年の夏に開業する予定で、
今年の仙台駅付近は、だいぶ変わります。
当然、八木山エリアから地下鉄東西線でつながっている
仙台駅付近のため、アクセスがしやすくなってはいますが・・
地下鉄で「八木山へ流入」させる流れは、
「八木山の外へ流出しやすくなる」
という部分の方が強くなってきたという感じが、
正しくなりつつある気がします。
例えば美味しいもの、美味しい店・・
気軽に仙台駅に出やすくなってしまうと、
地元の商売は、上手く機能しにくくなるでしょう。
それを強く感じた「仙台駅付近の発展」だったでしょうか。
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2016年04月04日
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