2016年09月21日

八木山のマンホール

★★★


雨が降りっぱなしの仙台市・・
昨年は5連休というシルバーウイークがありましたが、
今年の連休は雨の連続・・
太陽が恋しいという状態が続いています。

数週間前、仙台市中心部が冠水という状態になりましたが、
仙台市は昔ながらの下水道を使用しており、
「汚水と雨水を一つの下水道管で流す合流式下水道」
を採用しているのが原因のひとつでした。


八木山は勿論ですが、中心部以外の下水管が通るエリアは、
「汚水と雨水を別々の管で集める分流式」が
主流になっています。

つまり「菅が2本、それぞれ別々」に流れていて、
雨水菅は川に流れ、下水は浄化センターに流れ着きます。

仙台市中心部だけが「合流式下水道」になっていて、
菅がひとつになっており、
雨水も汚水も浄化センターに流れ着くことになります。

しかし、数週間前の冠水などが起きた場合、
オーバーフローになり、堰を超えた下水雨水は、
薄められた状態で河川に放流されます。

つまり・・仙台中心部で冠水していた水は・・
雨水だけではなかったと言えるでしょうか。


大昔、汚水・・当時のトイレは「肥溜め」時代があり、
現在でも田舎には残っていますが、トイレはくみ取り式で、
農地の肥料としてリサイクルされていた時代があります。

そういう時代に問題になったのが、伝染病です。

そして明治・大正・昭和と時代が流れ、
汚水の処理は「流す」ことを目的に、
仙台市中心部は下水道の整備が進んでいきました。

その頃の「合流式の下水道」の名残が、
現在でも残っているという事になります。

さらに昭和30年代から、
今まで河川等に流していた汚水処理とトイレ水洗化を目的に、
新しい下水道の整備が始まりました。
これが「現在の主流・分流式のはじまり」になります。

仙台市中心部で、
これから「菅をひとつ増やして、分流式に切り替える」
となれば、費用は勿論、
建物等がギチギチになっている中心部で工事をするには、
かなり困難であることが分かるでしょう。



P1190372.jpg



前置きが長くなりましたが、ここからがタイトルです。

皆さんの住んでいるエリアの道路・・
至る所にある「マンホール」

このマンホールには「色々と種類がある」こと、
ご存知でしょうか。

少し見ていたいきたい思います。


八木山エリアは「分流式」下水道で、
地下には2つの菅が通っています。



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これが、「雨水菅」のマンホールです。
動物公園通りに、特に多く存在しています。

マンホールがなぜ「円」なのか・・
それは、円の中に直径より長い線を引くことができないため、
よほどのことがない限り、
蓋が中に落ちることがないためです。

他に、マンホールが四角いとへりが欠けてしまうのに対し、
丸だと丈夫であるため、
さらに転がして運べるなど、多くの利点があります。



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八木山エリアの大道路で「冠水しやすい場所の王道」が
「ココス前の八木山橋・向山方向」です。

これはマンホールに関係はありませんが、
道路構造が凹んでいることに関係しており、
それに対して許容量を超えた雨が降ってしまうと
排水が全く追いつかなくなり、冠水しやすいポイントです。

動物公園方向・東北工大前の左カーブも、
冠水ポイントになるでしょうか。



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これは「汚水マンホール」です。

特に住宅地の狭い道路に多く存在しています。

ちなみに下水道は仙台市の管理、
仙台市建設局の管理です。

水道は、仙台市水道局です。


八木山エリアですと、
大きな道路には下水マンホールが無いことが多く、
狭い道路の方に多くある特徴があります。

こういうところで「地下のルート」が
分かるような気がします。


八木山動物公園付近の本町エリアなどは、
昭和50年代から「下水工事」が始まっており、
それまでのトイレは「くみ取り式」でした。
「ぼっとん」と呼ぶことも多いでしょうか(^^;)

最近では「バキュームカー」を見なくなりましたが、
昭和時代は多く走っていました。

田舎などで、現在でもくみ取り式が多いのは、
道路下などに「下水管が通っていない」ためです。


5年前の震災・・生活環境には良い下水道も、
水が絶たれた状態で苦戦したのが「トイレ」でした。

くみ取り式だった時代ならば、
あれほど苦労はしていなかったと思いますが、
下水処理になった現在の盲点がありました。

風呂や、トイレ、洗濯、炊事など、
私たちが毎日たくさんの使用している汚れた水・・
それが「汚水」です。

下水道の汚水は、
浄化センターで水をきれいにして放流されています。




P1190365.jpg

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これは「伸縮菅」です。

水道管が、地中の温度の変化などによって
破損することが無いように造られた「伸縮菅」
がある場所のマンホールです。

恐らく「地震」にも必要不可欠と思います。

仙台市水道局の「水道管の伸縮菅」です。


P1190373.jpg



「減圧弁」です。

圧力を一定に保つための弁があります。

仙台市水道局と刻印されていますので、
水道菅の減圧弁です。




P1190379.jpg



「空気弁」です。

管の中に空気がたまると水圧が低下するので、
空気抜きをして圧力を調整するための弁があり、
空気を抜くために設けられるのが空気弁です。

管の圧力が高まった際に、
マンホールの蓋が吹き飛ぶ事故を防ぐ目的もあります。

青色になっているので、
ちょっとお洒落なマンホールですね。

水道管の空気弁です。




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「色々な形」があるのもマンホールの特徴。

蝶番が付いている四角のマンホールです。

「空気弁」のマンホールです。



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「仕切り弁」です。

水道管が破裂した・・そんな事態になると修理しなくてはなりません。
修理する時、仕切り弁を閉めて水を止め、修理をします。

その名の如く、仕切るための弁があるマンホールです。

この仕切弁が無いと、
遠くの浄水場などでを水を遮断しないといけません。
そうなれば大規模断水となってしまうので、
一部エリアの断水で止めるため、仕切弁が設けられています。



P1190374.jpg



マンホール「ソフト」

これがよく分かりませんね(^^;)

実は、これも「仕切弁」です。

大口径の「仕切弁」は「仕切弁」と記載されていますが、
小口径管の場合「ソフトシール弁」を使うようになっており、
これを省略して「ソフト弁」・・
「ソフト」と表記されているマンホールも多くあります。



P1190390.jpg

P1190377.jpg



これはお馴染み「消火栓」のマンホールです。

火災の時に使用するので、
消火栓の下に、車を停めてはいけません。

雪が降った時は、この消火栓の雪かきもお願いします♪



P1190380.jpg



「電」のマンホール。

仙台市内は、昔に存在した「仙台市電」のルートを中心に、
ライフラインが地下に埋められている「共同溝」が
存在しています。

電柱などが無いので、景観が良い利点があります。

八木山エリアには地下に電気ライフラインはありませんが、
「電」のマンホールは、東北電力のもの。

埋設されている電力ケーブルの維持管理用。
道路下にも電気は通っています。

「通信」となっているマンホールもありますが、
埋設通信ケーブルの維持管理用になります。



P1190385.jpg



「電防」マンホール。

電気防食の略で、
埋設された配管などに電流を流し、
腐食を防いで安全性を保つ方法が電気防食です。

「仙木」と書かれており、
「仙台土木」かと思いますが、詳細不明です・・。

よって、水道管・下水管・・
どちらへの電気防食なのか分かりませんでした(^^;)




P1190372.jpg




さて、如何だったでしょうか。


バイクに乗る方にとっては、
「コーナーの最中にマンホール」
という箇所も随分と多く、
雨が降った時は「マンホールのせいで滑る」
といった事故も多くあります。

なんでカーブにマンホール設置した!?
と思うところもありますね・・。


ここに記載した以外にも、
かなりの数のマンホールがあり、
今回の記事では存在していませんが、
「仙台市ガス局」のガスマンホールもあります。

さらに、地域によって色々なデザインがあり、
マンホールを見るのが好きなな方もいるでしょう。


地下がどうなっているのか・・
という部分を想像する楽しみもありますし、
あまり下を向いて歩くのも危ないですが、
「様々な地域に旅行した時」など、
マンホールを見ると地域デザインもあるため、
楽しむことが出来るのもマンホールです。


八木山は仙台市のですので、
「八木山オリジナルマンホール」は難しいかもしれませんが、
同じ仙台市の施設である「八木山動物公園」付近だけ、
「動物公園のマンホール」があると、
面白いかもしれませんね。

1個だけ作るには、金型の関係で莫大な金額になるので、
「同じデザインで数多く設置」出来れば、
現実味はあるでしょうか(^^;)



★★★



posted by 八木山取材班 at 05:01| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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