2017年04月23日

八木山 「取材班が行く2017 〜第2回 秋保電鉄が夢の跡@〜」

★★★


さて、第2回です。


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SEIYUを通過し、以前「太白山アタック」でも登場した
「太白山第2橋」です。


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ここは、ただ見ただけです(^^;)

この先には、今回は行っていませんが、
太白山はここからでも入れます。

車では入れません。

太白山アタックした時は、登頂した後に、
ここから出てきました。

この住所は「太白2丁目」になりますが、
ここから「旗立エリア」の方へ向かいます。



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「山田自由が丘」と「旗立」の境界線の道路の前に来ました。



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見かけた事がある道路と思いますが、
ちょっと「変な道路だな・・」と思ったことはありませんか?

ここの左車線は「ミヤコーバスの専用道路」です。
この先に、「宮城交通 仙台営業所」があります。

さて、この第2回の本題は、この道路の秘密です。

第1回のラストに
「このエリアには、ある交通機関が通っていた」
と書きましたが、
この交通機関のことについて、お話ししましょう。


【秋保・里センターより】

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その昔・・1914年(大正3年)
今から103年前になりますね。

「長町 - 秋保温泉」の間を結ぶ馬車軌道として開業し、
その後「電化」され、
「秋保温泉客の旅客輸送」と「秋保石の貨物輸送」を目的として、
「秋保電気鉄道 通称・秋保電鉄」の存在がありました。

上のマップにあるように、長町から、鈎取を通り、
この「旗立」に駅があり、さらに太白山の横を通り「茂庭エリア」、
そして秋保エリアに抜けていたのが「秋保電鉄」です。

残念ながら1961年(昭和36年)に全線が廃止されましたが、
その「秋保電鉄の軌道跡」が、今でもわずかに残っています。

その代表例の1つが、この「旗立エリア」のこの写真です。


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旗立駅は、もう少し鈎取イオン側にありましたが、
なんとなくの「雰囲気が出ている場所」のひとつです。

この道路は、鈎取イオンの前に出る道路と繋がっていて、
その当時の秋保電鉄では、
鈎取駅−月が丘駅−旗立駅−太白山駅と結ばれており、
その内のひとつである鈎取駅は、
鈎取イオンの駐車場入り口に、その面影があります。

これは、このシリーズの後半でもう少し触れます。

そしてその軌道の一部、道路と変化している代表例の1つが、
この旗立エリア付近にある訳です。



【秋保・里センターより 昭和35年頃の状況】

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月が丘駅
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月が丘駅


この月が丘駅の面影は、現在でも残っています。

鈎取イオンから旗立エリアに向かう道路上です。


さて、秋保電鉄とは、どのような感じだったのでしょう。

【秋保・里センター】に行きますと、
ジオラマや資料が展示されています。


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茂庭駅の再現
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このジオラマ、よく出来ていますね。

写真は「茂庭駅」が表現されています。



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「秋保石」が、有名だったんですね。

旅客目的と、この秋保石を長町へ運ぶのが、
秋保電鉄の目的でした。



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そして、太白山、「生出森八幡神社」も再現されています。

太白山アタックの際も寄っていますが、
今回も「生出森八幡神社」は立ち寄っています(^^;)



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秋保・里センター


この秋保・里センターに、
秋保電鉄の様々な資料・ジオラマが置いていますので、
ぜひ行ってみてください。

ちなみに「取材班が行く」で歩いて行ってませんので、
あしからず(^^;)


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秋保街道に、この電車がありますね。
秋保・里センターの近くですが。

ちなみにこの電車は「仙台市電」です。

しかし、この場所に「秋保電鉄の終点 秋保駅」がありました。

ややこしいですが、電車は仙台市電ですが、
駅は、秋保電鉄の秋保駅・・という混乱バージョンです(^^;)



その当時、この地域の乗り物は、馬車などもあったはずですが、
「秋保電鉄」が、長町までを結んでくれていたため、
かなり重要な交通機関だったでしょう。

現在ほど、住民が住んでいませんでしたが、
この秋保電鉄で「夢」が広がっていた当時の状況が見えます。

2007年に仙台市内で発見された、
「仙山電気鉄道秋保笹谷峠間線路踏査図」によって、
路線を山形県まで延長する計画が判明したり、
青根温泉へと至る路線延長が計画されてみたり、
さらには八木山エリアへの路線も、
計画ではありませんが「話し合いが行われた」こともあったほど、
「夢があった路線」でした。

すべて夢で終わってしまったことが悲しいですが、
もし実現していたら、未来が変わっていたかもしれません。

現在の仙山線じゃないですが、
枯れ葉で動けなくなったり、ちょっとした傾斜が登れなくなり、
乗客たちで押す・・という事も、多くあったようです。

ある意味、良い時代ですね。

経営が順調ではなかったことが原因のひとつでもあり、
戦争もありましたし、時代背景も理由のひとつです。

1959年、
秋保電気鉄道と仙南交通自動車が合併し、仙南交通を設立。
その2年後の1961年・・仙南交通が秋保電鉄を廃止します。

一定の場所しか走れない電車より、
「バス需要」が出たことが、何より大きいでしょうか。

そして1970年、
仙台鉄道・古川交通・塩釜交通が合併した「宮城バス」、
栗原電鉄・陸前乗合自動車が合併した宮城中央交通の
バス部門「宮城中央バス」、
さらに秋保電鉄・仙南交通自動車が合併した「仙南交通」が、
3社新設合併することになり、
ここで登場したのが、「宮城交通株式会社」です。

つまり、ミヤコーバスの前身の一つに、
この秋保電鉄があるという事です。



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さて、この写真で位置関係が分かるでしょうか。

星印の位置が、写真の右下・・
高速道路の交差地点になります。

左下に「宮城交通 仙台営業所」があります。

なぜ、この場所に宮城交通さんがあるのか、
分かったでしょうか。

当時このエリアを走っていた秋保電鉄が
関係している訳です。



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さて、上からの写真では、右下のあたり。

高速道路の交差ポイントに来ました。

下からの写真では、高架の下をずっと行くと、
宮城交通さんがあります。

そして、左側を見ますと・・



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トンネルらしき、入り口がありますね。

これが「太白トンネル」といい、
「秋保電鉄の軌道路線だった頃のトンネル」という訳です。
車両は通れませんが、人は通れます。

このトンネルを説明するには・・
秋保電鉄の前フリが必要なので・・長くなりました(^^;)


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その筋では、有名な霊スポットらしいですが、
全く感じません(^^;)
確かに夜に来れば怖いでしょうが、
取材班、霊感はあるほうですが、まったく感じません。

たぶんですが、トンネルで遊ぶと危険ですので、
地域で作り上げた「話」に、尾ひれが沢山ついて、
怖い話が生まれたのでしょう・・と推測しています。

実際、地域にまつわる話は、明治大正昭和と・・
大人たちが、子供たちに近づかないよう伝えた伝来話が、
ほとんどだったりします。

怖い話をして、子供を遠ざけたものです。



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ここを抜けますと・・



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こうなります。

で・・当時の写真で見てみますと・・



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【秋保・里センターより 太白トンネル】


こうなっていました。

この写真は、秋保電鉄が電化する前の、
初期の馬車時代ですね。

現在残る太白トンネルは「高さが低い」ため、
おそらく地面をかさ上げしたか、
改修してトンネルを下げたか・・のどちらかでしょうが、
かさ上げが濃厚かな、と感じます。


現代に戻しまして・・
横方向からの・・別アングルから見てみますと、、



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金網がある場所が、トンネル付近です。




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トンネルを抜けると、すぐ高速道路の脇に出ます。

実は、このトンネルを出てすぐの付近が
秋保電鉄の「太白山駅」にあたります。

ここは面影がさっぱりですが、
高速道路の建設中に、消し飛んだのではないかと思います。


ちなみにですが、



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これらの写真は、、、、



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写真に見える橋の、かなり上の方から撮っていますが、
このあたりも、この続きでお話ししたいと思います♪


さて、長くなってしまいましたが第2回は、終了です♪

第3回でお会いしましょう♪





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★★★





posted by 八木山取材班 at 06:04| 宮城 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょっと話がズレてしまい恐縮ですが、この記事に貼られているドラクエのフィールドのような地図の画像は、どの地図サービスを利用されたものでしょうか?

私が初代ドラクエ(FC版)をプレイしたのは、ちょうどこの八木山に住んでいた時でしたので、なんか感慨深いものがありまして…。

よろしかったら、教えて頂けると嬉しいです。
Posted by 元八木山人 at 2017年04月23日 23:21
マップファンの地図になります♪
地図の右側に、見せ方を変えるアイコンがあります♪
Posted by 八木山取材班 at 2017年04月23日 23:56
教えて頂き、ありがとうございます。

マップファンも面白い機能をつけたものですね〜。
Posted by 元八木山人 at 2017年04月24日 22:30
色々と謎がとけました。
Posted by なるほど at 2017年04月25日 12:12
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