2018年01月22日

1/22付け 八木山エリア 積雪状況

☆☆☆


関東地方に雪が降ると・・
全国ニュースになるという状況。

雪国の方からすると、冷ややか・・という目で
見る方も多いかもしれませんね。


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国道286号線

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鈎取エリア ミニストップ前



久しぶりに、当サイトの「ツイッター」も
使用させて頂きましたが、
大騒ぎするほど、仙台は降らないかな・・とも
思ってしまいますが。。

午後18時現在、積雪およそ1センチ。
気温−3.4℃ 路面温度−2.2℃

湿り気のある雪が降っており、
路面凍結は、現状では見られません。

除雪車の準備は始まっているようです。



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地下鉄東西線 八木山動物公園駅前



積雪スピードは、早いほうだと思います。
午後16時30分頃から降ってきた感じでした。
1時間・1センチペースで降っている感じです。

この勢いは増していくようなので、
明日の朝、10センチ以上は確実でしょうか。



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乗り換えで「バス」を使用する方も多くいるかと思いますが、
定時では来ないかもしれません。

早めに起床して、早めの行動・・
という「雪の日のお約束」を実行する必要がありそうです。



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当然、八木山住民の方はご存じと思いますが、
「積雪プラス凍結」という、
明日の朝の状況は、予想できます。

スリップ事故が付きものです。

「自分は大丈夫」と思いながら運転する方も多いと
思いますが、
「巻き込まれる」ということも考えられます。

大切なクルマを壊すこともあるので、
せっかく開通している雪に強い地下鉄で移動する・・
のも、ひとつの方法です。

クルマじゃないと行けない通勤の方々は、
細心の注意で運転して下さい。

あなたの事故で、まわりの方が迷惑することも、
考えた行動を、お願いいたします。



☆☆☆
posted by 八木山取材班 at 18:15| 宮城 ☁| Comment(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

八木山エリア 雪の季節 仙台市除雪マップ

★★★


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2018年になり、
今シーズンの冬も本格化・・といった時期。

どうやら、今シーズンは平年よりも「寒い」ようですが、
「あまり雪・雨は降っていない」そうです。
全域ではないですが、降水量が少なめと。

とはいえ、今日もそうですが「降る時は降る」のが、
冬のシーズン。



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意外と知らない「雪が降るメカニズム」

八木山では「あるある」ですが、
仙台市中心部・向山エリア・長町は降っていないのに、
八木山に登ると雪になる・・
ということが、よくありますね。

特に動物公園・地下鉄エリアは、
八木山エリアでは「トップの高度」
約160メートルほどあり、
このエリアが1番積雪があります。

100mにつき0.6度、200mの標高では1.2度
ほど、気温が下がると言われ、
つまり「標高があがれば、寒くなる」という理由が
「八木山で雪が積もりやすいポイント」になります。

日本は雨・雪が降りやすいですが、
その重要なポイントで「日本海」、
東北で言えば、奥羽山脈などの高い山がキーになります。

雨・雪が降る理由は、日本海からの湿った空気が
山にぶつかり上昇して、
上空で冷やされて雲ができます。

湿った空気・・目に見える形で言えば、
「お風呂」や「やかんの湯気」です。

湯気を想像して頂ければと思いますが、
水分を含んだ空気は軽いので上昇し、
逆に乾燥した空気は重いので下降します。

その雲、日本では夏の暑い時期を除いて、
ほとんどが氷の粒です。
高度が高いので「寒いから氷の粒」というのは、
上記にも記したのと同様で、イメージできると思います。

その氷の粒に水蒸気がくっついて、
成長すると氷の結晶ができます。
それが成長した重さで、地上へ落ちてきます。

これが夏は雨、冬は雪というメカニズム。

地上で雨が降っている時でも、
上空の高いところでは気温が低いので、大抵は雪であり、
その雪が落ちてくる間に溶けると雨。
気温が低くて溶けないと雪。中間だと「みぞれ」になります。



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「仙台市中心部では雨なのに、八木山では雪」
というメカニズムは、
「仙台市上空は雪雲」で
「上空からは雪が落ちてきている」のに、
「標高150mの八木山は寒いから、雪で落ちて」
「仙台市中心部は、暖かいから溶けて雨になった」
という事になります。

一方、「夏」でよくあるのが、
仙台市上空には薄い雨雲がかかっているのに、
「雨にならず、曇りで耐えている」という日があります。

実は、上空からはしっかり雨で落ちてきているのに、
地上に落ちてくるうち、暑さで「蒸発」ぎみになり、
「湿気が多い曇りの日」というパターンも
多いのです。


日本は、何億年、何百万年という長い期間の中で、
地形が変化していきました。
八木山エリアも、昔は海の中・・
長い年月で隆起していき、山が出来ました。

蔵王を含む奥羽山脈も、現在の高度はありませんし、
今も地下プレートの関係で隆起し続けています。

東北ですと、奥羽山脈が大きな役割を果たしていますが、
これらの山が無く、平地しかない日本になると、
「ほとんど雨が降らない、砂漠の国になる」
といわれています。
上記で記載した
「湿った空気が、山にあたり、上昇気流に乗れない」ため、
雲が作られない訳です。

そうなると、水はもちろん、自然、食べ物・・
現在のライフスタイルは、できなくなることでしょう。




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八木山エリアの雪は、毎年辛いですが
「自然の恵み」でもありますので、
そういう感じ方も、たまには必要ではないでしょうか。


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2度クリック 拡大



さて、今シーズンの「仙台市除雪マップ」です。 クリック

八木山だけではないですが、
仙台市のエリアは「除雪してくれる道路」が決まっています。

赤ラインが、仙台市が「除雪」と「融雪剤」をしてくれる道路
緑ラインが、「除雪のみ」をしてくれる道路です。



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除雪・融雪が行われた道路は、こうなります。

地下鉄開業から、286号線方向からの
「郡山折立線」「長町八木山線」の新道が出来ているため、
昔ほどの「登れない・・帰れない」
というパターンは少なくなってきたはずです。

昭和の頃、30センチクラスが降ってしまうと、
「断念して車を放置する」という事態が、
よくありましたので、その頃と比べると楽になりました。



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除雪がかからない道路も多いです。

さらに日陰になり、雪が解けない道路・・
というのも多くあります。

八木山エリアに住もう、家を買おう・・
としている方は、
こういう部分も見る必要があります。
これを甘く見ると、結構厳しいです。

地下鉄エリアは特にそうですね。



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このエリアは、
地下鉄側・動物公園側は日が当たるので解けますが、
住宅地側は「日陰」になり、雪が解けません。

東北工業大学の学生さん等、
横断歩道で住宅地側に渡る方が多いと思いますが、
冬の時期は、動物公園側を歩いた方が楽です。

雪が無くても「凍りやすい」という部分もあるので、
滑って怪我をする・・というリスクも少ないでしょう。



★★★
posted by 八木山取材班 at 04:30| 宮城 ☔| Comment(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

八木山エリア 貴重写真で振り返る

☆☆☆


2018年 平成30年
来年、平成の年号が終わりを迎えることになりました。

平成元年は、昭和64年、1989年。
この年に生まれた方は、今年で満29歳になります。

当然のことながら、この平成元年に起こったことは、
その年代の方は記憶にないでしょう。

昭和天皇が崩御、昭和から平成になった年。
美空ひばりさんが死去、消費税が初めて施行され、
最初の税率は3%。
任天堂が「ゲームボーイ」を発売、
ジブリ映画「魔女の宅急便」がヒットした年でした。

仙台市が日本で11番目の政令指定都市になったのも、
この平成元年のことで、
現在の泉区は「泉市」だったことを知る世代は、
30代以降という現状があります。


今年、成人式を迎える20歳の方は、
平成9年・平成10年/1997年・1998年生まれの
方たちです。

1997年は、消費税率を5%に引き上げた年で、
今年引退する安室奈美恵さんが、
「CAN YOU CELEBRATE?」をヒットさせた年でもあります。


今年の2018年・平成30年。
昭和にすると「昭和93年」になります。

当サイトでも度々登場する「八木山の昔」

今年成人を迎える方、そして平成元年生まれの方は、
「出来上がった八木山エリア」で過ごしてきた世代です。

その八木山エリアを作り上げてきたのは、
60歳以降の方々が大半です。



現在、華々しい状態になっている「地下鉄・動物園界隈」
昔は、当然「ただの山だった八木山エリア」

単純に、朝鮮学校の界隈などの青葉山エリアのような森を、
伐採・造成してきました。

残念ながら、仙台空襲が無ければ・・戦争が無ければ
もっと現存していたかもしれない「当時の八木山写真」
多くは戦後の1964年・東京オリンピックの後からの
資料が多い現状があります。

山だらけの場所を写真に撮る人は珍しいと思いますが、
「八木山球場」「八木山遊園地」があったことで、
昭和初期の頃の八木山の資料・・
その頃の写真が出ることがある事が、唯一の救いでしょうか。


数多く、観覧者様からご提供頂いた写真から、
八木山エリア・造成付近からの写真を振り返ります。



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1966年・昭和41年の恵和町からのカット。

スーパーゼネコン・鹿島建設が工事を担当していたことで
知られる地下鉄界隈の「八木山住宅団地」
恵和町はもちろん、
現在の地下鉄エリアを含む地域が造成中という事が分かる、
地上からの貴重写真です。



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当サイトにご提供頂いた方々からの写真で分かるのが、
この地下鉄界隈の地域については、
「昭和40年以降の資料が多い」ということです。

上記は「昭和42年/1967年 11月」のもの。

約50年前の、
地下鉄東西線・八木山動物公園界隈の住宅地です。



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カラー写真になると、最近の写真のように見えます。
八木山ベニーランドが建設中・昭和42年頃です。



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その昔、現在のベニーランド正面ゲート付近には、
「アンデルセン」というレストランがありました。

観光客はもちろんですが、
これを「生の記憶」で知っている方は、
世代の半分ほどになって来たのではないでしょうか。



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昭和43年9月


現在のCOCO’Sさんやセブンイレブンさんがある方向
1枚の貴重写真。

現在のCOCO’Sさん/整形外科クリニックさんの土地は、
昔は駐車場として利用されていました。

当時は「ロワール八木山」のマンションもなく、
コンビニも何もありません。



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これも昭和43年・1968年

地下鉄東西線工事が本格化する前の、
2010年の写真と比べてみます。

もはや8年前の頃と現在の風景も違いますが、
だいぶ違うのが分かるでしょうか。

1968年当時は3車線だったのが印象的です。




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同じく昭和43年・1968年の頃

現在の八木山小学校が造成予定地として、
まだ工事が始まる前の貴重写真。

心臓破りの坂と言われたエリア、
まだ「どぶの柵」は存在していませんが、
当時は綺麗だったんですね。

印象的なのが、
後半に造成された「本町2丁目付近」が見えます。
地形も、かなり凸凹していることも分かります。

そして、「恐竜山」が造成されていません。
つまりは、作られた形が、恐竜山なのですね。

現在の生協の場所「工大寮」があることも分かります。



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昭和43〜44年頃の、
八木山小学校通り 以前「サンクス」があった付近です。

当時は電柱も多くなく、道は砂利。
クルマもあまり通っていないので、
横断し放題だったことでしょう。



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昭和43年頃・本町1丁目・マルエイ酒店付近。

カラーになると、最近のように見えてしまいますが、
上記写真らと、ほぼ同じ時期の頃です。

センターラインがない時代。

ここまでクルマ社会になるとは・・
そういう想定がされていない地域が、
当時からの八木山エリアでした。




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現在の八木山ベニーランド・株式会社エイトリ―さんが
運営していたガソリンスタンド「エッソ」さん。
その脇にあったトーテムポール。
この記憶がまだある方も多いでしょう。

エッソさんについては、八木山緑町にもありました。




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昭和44年10月

当時存在していた越路神社からの写真。
荒れ放題にならなければ・・
この越路神社がこの場所に現存していれば、
また違った街になっていた気がします。


この当時、ここから見える家が、ほとんどありませんし、
八木山小学校もありません。

取材班は、一番分かりやすい、
この時代を切り取った写真と感じています。

道路もアスファルトでもないですし、未完成。
そういった部分では「地形」がはっきり見て取れます。

この時期の八木山は、
「砂漠みたいだった」という言葉をよく聞きますが、
分かる気がします。

ただお分かりの通り、元々山だった場所、
森林等を伐採しこの地形を造り上げていきました。

当時、造成をされる前の八木山に馴染んでいた方は、
この風景を見ると、寂しさも感じたかも知れませんね。

野生の動物や野鳥などが、たくさんいたと言います。
それを壊していった訳です。

電信柱がほとんど立っていないので、
そういう場所は「電気」が来ていませんし、
都市ガスや下水道も来ていません。

そういった意味では、
今の八木山エリアは「大変住みやすくなっている」訳です。

もうひとつ注目したいのが、
八木山の向こう側、太平洋岸の景色もだいぶ違います。

今のようにマンションは乱立していませんし、
太平洋が一望出来ています。

これが八木山の最大とも言える長所です。



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これが昭和48年・・
上記写真から4年が経過すると、ここまで変わります。

現在の地下鉄付近が変化していった比ではありません。

街が出来上がるとは、こういうこと。

そういう典型例でしょうか。

「半田酒店」「生協」「八木山小学校」「徳用相互銀行」が
見えます。

半田酒店は閉店、生協は移転、八木山小は形を変え、
銀行は仙台銀行に。。

この変化を、皆さんはどう見るでしょうか。


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そして最後に、昭和51年

現状で、八木山最後の造成地として存在している
「八木山南団地」です。

ひより台大橋付近に計画されている団地、
そして日赤病院の下にある公益財団法人電磁材料研究所
の移転に伴い、住宅団地になる計画もあります。

現状で、八木山最後の造成地である八木山南団地。

現在は跡形も消えた「Aコープ」さん。
そして開通しているグリーンベルト。

さらに日赤病院前の通り、
当時は病院の姿はありません。

日赤病院通りは、山を切って造成中なのが分かります。

この写真で分かるかと思いますが、
地下鉄の上、コープ野村前の通りと、当時の恐竜山は、
「丘のように繋がっていた1つの山」となっていて、
道が通っていました。

ですから昔は、恐竜山は存在しておらず、
造成して恐竜山として成立した造られた山が
現在の恐竜山の形です。

現在の恐竜山の横を走る本町2エリアの細い道路は、
西の平方向は、昔とそのまま使われていますが、
郵政研修所付近は、
もう少し高い場所に道があったという訳です。

大正後期・昭和初期にかけて、
八木山エリアを造った八木氏が通した、
八木山球場〜三神峯公園〜多賀神社ルート

恐竜山の付近だけは昔と変わっていて、
このルートがあった丘を崩して、
「切通し」にして作った道路が、
現在の日赤病院前の道路という訳です。

ですので、わずかに感じることは出来ますが、
あの付近は「切通し道路」を感じて頂ければ
また違った雰囲気で通ることが出来るでしょうか。



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大きく歴史のない、造成地・八木山エリア。

振り返っても、
大正時代がギリギリなエリアです。

みなさんは、どう感じて頂けたでしょうか。


現在、多くの若い世代が住む住宅団地は、
40年近く経てば、世代交代が起きます。

愛子・栗生・錦が丘は、
50年前の八木山を見ているような代表例でしょうか。

昔の方々は、商店や駄菓子屋、おもちゃ屋などの個人商店
が多く立ち並ぶ地域で過ごしてきましたが、
現在は「ヨークタウン」「イオン」などが中心の
「似たり寄ったりの街」と化しています。

これが時代の流れということになりますが、
50年後・・現在の地域を振り返る時・・・
現在の子供たち、若い世代は
どういう感情を抱くのでしょうか。


写真は、八木山べランド様をはじめ、
取材班K様、のりまる様、八木山信者様などの
提供写真になります。 ありがとうございました。

引き続き、ご提供して頂ける写真があれば、
ぜひよろしくお願い致します。



★★★
posted by 八木山取材班 at 06:28| 宮城 ☀| Comment(0) | 八木山放送局NET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする